- ロルカナ第四弾で強力なデッキ「アンバー&エメラルド手札破壊」の構築
- 「アンバー&エメラルド手札破壊」デッキの扱い方
2025年7月12日にロルカナ第四弾「逆襲のアースラ」が発売されます。
海外で先行して遊ばれているロルカナですが、第四弾のカードを使った強力なデッキも海外で先に開発されているんです。
今回は、ロルカナの第四弾で組めるデッキの中でも強力な「アンバー&エメラルド手札破壊」デッキについて、構築例や扱い方、キーカードの紹介をしていきます!
※掲載のデッキ内容はあくまでサンプルレシピです。採用カードや枚数の選択には、デッキ製作者様のプレイスタイルや戦略的意図が反映されています。デッキ内容に対する批判はご遠慮くださいますようお願いいたします。

「アンバー&エメラルド手札破壊」とは?
まずは、「アンバー&エメラルド手札破壊」の概要から紹介していきます
「アンバー&エメラルド手札破壊」の概要
「アンバー&エメラルド手札破壊」はアンバーとエメラルドに存在する手札を捨てさせるカード群で相手の手札を削り動きを鈍くしてから、盤面も押し返して勝ち切るデッキです。



第四弾から強力なカードが多数追加された事で、海外環境において新たなデッキタイプとして活躍していました。これまでの同色のカード群では難しかった「盤面の押し返し」が可能になったことで、様々なデッキ相手に対等に渡り合えるようになっています。
アンバー&エメラルド手札破壊のデッキ構築

【海外961人規模大会:1位】
海外の大会で優勝を収めた第四弾のアンバー&エメラルド手札破壊デッキです。
手札破壊・手札補充・盤面形成の3つを行って、相手の場も手札も奪い去り、動きが止まっている間にロアを稼いで勝利を目指す事が基本的な戦略です。
デッキを構成するカードの役割が3つに分かれているのでそれぞれ見ていきましょう。
手札を破壊するカード






手札を破壊するカードで相手の動きを制限して、強力な動きを取られないようにする事を狙います。第二弾で登場したプリンス・ジョンと組み合わせる事で、こちらの手札を増やしながら相手の手札を破壊できると理想的です。
手札を補充するカード




第四弾の目玉であるレジェンダリーレア、ディアブロがとにかく強力!場に残れば残るだけ手札の枚数を増やしていく事ができます。ディアブロを除去してくる乱闘や風よ吹けなどのアクションカードを各種手札破壊で使われる前に捨てさせる動きが強力です。
アリエルはアンバー&スティールデッキでの活躍が多かったキャラクターですが、このデッキも歌カードが多く採用されているので高確率で歌カードを補充しながら歌声5のキャラクターとして場に送り出せます。
盤面を形成・押し返すカード






合唱カードであるアンダー・ザ・シーによって、一気に盤面を押し返す事が可能となっています。歌うには場のキャラクターのコスト合計8を確保する必要がありますが、アリエルが歌声5を持っているのでプリンス・ジョンやディアブロと合わせる事で歌う事が可能です。

サー・ヒスはプリンス・ジョンの手下のヘビなので、原作「ロビンフッド」さながらに並び立つところが見られるのもこのデッキの嬉しいポイントです!
主要カードの紹介
第四弾から追加される新カードを中心に主要カードの紹介をしていきます。
ディアブロ


ディアブロはデッキの主力となるキャラクターです。変身元となる1コストのディアブロは相手の手札を覗き見る事で、アースラやベア・ネセシティのターゲットとなるカードや、変身後のディアブロを除去するカードを持っているかどうかを確認する事ができます。
まずは、1コストのディアブロに「見張り」をさせてから、安全な状況であれば3コストのディアブロに素早く変身する事で、継続的な手札補充を行う事が可能です。
変身後のディアブロは回避能力を持っておりエグザート状態になってもチャレンジを受けづらいので、積極的にクエストを行ったり、歌を歌えます。
ディアブロの変身と定着がアンバー&エメラルド手札破壊デッキの序盤に狙いたい動きの一つです。
ミューズ

「ヘラクレス」に登場するゴスペルシンガーのミューズは歌に関連した能力を持った、器用なキャラクターです。
歌カードをプレイしながら相手の場のキャラクターを減らせるので、中盤の盤面維持で活躍します。
ミューズを活躍させる上で覚えておきたいのが、自分の攻撃力2以下のキャラクターも戻せるという事です。
アリエルやルシファーといったプレイした時に強力な能力を発揮するキャラクターを使いまわす事で手札補充カードのように扱う事もできます。
バラの花を赤く塗ろうよとの組み合わせも強力で、相手の攻撃力3のキャラクターも手札に戻せるようになるほか、クリキーやキーダなどの自身の攻撃力3以上のキャラクターを使いまわせるようにもなります。
準備をしておけやシスーの被害を抑えるために、場のキャラクターが十分に確保できている状況であれば、余分なキャラクターを手札に戻しておくテクニックも有効です。
クリキー

「ムーラン」に登場する「幸運のコオロギ」クリキーは盤面を押し返すための強力な能力と、高いロア値を持ったコストパフォーマンスに優れるキャラクターです。
プレイした時に自信の場のキャラクターの攻撃力を一気に上昇させられるので、意志力が高い相手のキャラクターやロケーションカードにチャレンジして退場させる動きを狙う事ができます。
アンバーとエメラルドのキャラクターは攻撃力が低い事が多く(このデッキに採用されているキャラクターの攻撃力も最大は3)チャレンジでの盤面維持を苦手としていましたが、クリキーによって解消する事ができました。
自身のステータスは攻撃力3意志力4ロア値3と全体的に高くなっているので、盤面を取り返した後は速やかにクエストを行って勝利を目指しましょう。

秘密のブルーノ

「ミラベルと魔法だらけの家」から登場の劇中歌「秘密のブルーノ」は盤面の押し返しと手札破壊を同時に行える強力な歌カードです。
キャラクターを手札に戻すと同時に相手の手札を1枚減らせるので、カード枚数で損をしない点で扱いやすい効果となっています。
相手の手札が0枚の状況で使用できれば、手札に戻したキャラクターを確実に捨てさせられるので、完全な除去カードとして運用が可能です。
これまでのエメラルド系デッキでは苦手としていた、タマトアやシンデレラなどの大型キャラクターへの対処も手札0枚の状況を作り出す事で狙っていけます。
アンダー・ザ・シー

「リトル・マーメイド」の代表曲「アンダー・ザ・シー」は盤面の押し返しを担うカードの中で最大級のインパクトを持った歌カードです。
攻撃力2以下のキャラクターを一気に盤面から海の底に送り返せるので、手札破壊をし終わった後に盤面すら押し返せるようになりました。
手札破壊をしつつ、アンダー・ザ・シーの合唱を狙う事がアンバー&エメラルド手札破壊デッキの動きのゴールとも言えます。
攻撃力が2以上のキャラクターに対しては、バラの花を赤く塗ろうよやキーダなど、アンバーに存在している攻撃力を低下させる効果と組み合わせるのが有効です。


デッキの底に送り返す効果はキャラクターが退場した事にはならないため、ムファサやエリック王子などが持っている「このキャラクターが退場したとき」の能力を封じる事ができるのも、準備をしておけやシスーといった全体除去カードには無い強みと言えます。
隠された入り江

隠された入り江は、ロア値こそ持たないものの手軽なコストでキャラクターの能力を上げられるロケーションカードです。
主に、重要なキャラクターを相手の除去手段から守るために使用します。
ディアブロの攻撃力と意志力を上げる事で乱闘や風よ吹けなどの除去カードから身を守る事が出来るようになり、プリンス・ジョンの意志力を上げる事で剣をふるえ!を耐える事が可能です。
その他のキャラクターも、コストが余っている時にとりあえず移動させておく事で、ルビーの使用するマダム・メデューサやシスーといった攻撃力を参照する除去カードをある程度対策できます。
デイジーダック

デイジーダックは相手の手札を手軽に削れるキャラクターカードです。
特に条件も無く場にプレイするだけで手札を破壊した上で、キャラクターとして場に残りクエスト行ったり歌を歌えます。
ミューズの能力によって手札に戻す事で能力の使いまわしが可能なのは覚えておきたいテクニックです。
アンバー&エメラルド手札破壊の扱い方
主要カードの性能を紹介したところで、実際にどのようにデッキを動かしていくかを、ゲームの流れに合わせて説明していきます。
基本的な対戦プラン
STEP0.初期手札と相談して動きを決める



アンバー&エメラルド手札破壊デッキで序盤に狙いたい動きは大きく分けると下記の2パターンに分かれます
- ディアブロの変身を早期に行い、ディアブロを維持して手札を補充しながら盤面を整える
- プリンス・ジョンを出してから手札破壊を行い、手札の枚数差を付けつつ盤面を整える
対戦準備の手札交換の際は、この動きのどちらかは狙えるように手札を入れ替えていくのがおススメです。
サー・ヒスやアリエルはどちらの動きを取る場合でも扱いやすいキャラクターなので、気軽に手札に残しておけます。
STEP1.ディアブロかプリンス・ジョンを主軸に盤面を整える



ディアブロの早期登場かプリンス・ジョンを出してからの手札破壊のどちらかを狙いつつ、盤面にキャラクターを展開していきましょう。
最終的にはアンダー・ザ・シーを合唱で歌えることを目指したいので、しっかりとキャラクターを展開していく事が重要です。
場に出したキャラクターで各種手札破壊の歌を歌う事でキャラクターの展開と相手の妨害を両立できます。
特にサー・ヒスは回避能力によって歌った後のスキにチャレンジがされづらいので、背すじがゾクッ!やベア・ネセシティの歌い手として最適です。
STEP2.インパクトの大きいカードでリードを作る



キャラクターがしっかりと展開できたら、プリンス・ジョン+私を忘れたのかのコンボやアリエル+秘密のブルーノといったインパクトの大きい動きでリードを作っていきます。
こちらのキャラクターの攻撃力の低さを見て、積極的にクエストを行ってくる相手に対してはクリキーによる一斉強化で奇襲を行う事も強力です。
STEP3.アンダー・ザ・シーで盤面を一掃して走り切る



合唱8を満たせるキャラクターが確保できていれば、アンダー・ザ・シーによる全体除去を行うチャンスです。
相手の攻撃力2以上のキャラクターはバラの花を赤く塗ろうよやキーダを使用してからアンダー・ザ・シーを合唱して対処していきましょう。
相手の手札も盤面も空にできれば、あとはキーダやクリキーを含めたキャラクターでクエストを行い続けて、相手が逆転の手を引き込む前に逃げ切る事を目指します。
アンダー・ザ・シーは相手の場の状況を見て、もっと早期に使用する事もあります。アリエルがいれば4ターン目から使用する事も狙えるので、相手の盤面展開が素早い場合は惜しまず使用していく事も時には重要です。
課題点はカード単体の力不足と苛烈な対策
理想的な動きができると、相手のやりたい事をさせずに一方的に勝利できるアンバー&エメラルド手札破壊デッキですが、カード同士の連携によって威力を増すカードが多く、カード単体では他のデッキに採用されるカードと比べて少々力不足です。
手札交換が思ったようにいかなかった場合や、手札のカードの組み合わせがチグハグになってしまうと苦戦を強いられる場合があるでしょう。
また、ディアブロは放置すると非常に厄介なキャラクターのため、下記のようなカードを中心に他のデッキからの対策も多くなる事が予想されます。



1コストのディアブロで相手の手札を確認して、これらの対策カードを上手くかいくぐっていきたいところです。
あとがき
今回は、ロルカナ第四弾環境で強力なデッキのアンバー&エメラルド手札破壊デッキを紹介していきました。
第四弾で大幅に強化されたエメラルドのカードを駆使して、アンダー・ザ・シーを決めてみてくださいね!
ここまで読んで頂きありがとうございました!Have a nice Lorcana!!いってらっしゃい!!
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