2025年1月25日にロルカナ第一弾「THE FIRST CHAPTER」が発売されます。
スーパーレアで収録されている「ホール・ニュー・ワールド」はお互いに大量のカードを引き直す効果を持った強力なカードですが、使いこなすのが難しい…使い方がわからない…との声も挙がっています。
そこで今回は、ロルカナ1弾環境のテストプレイを沢山行った筆者が感じた「ホール・ニュー・ワールド」の有効な使い方やコツを紹介していきます!ぜひ参考にしてみてくださいね。
※サンプルデッキ画像はdreamborn.ink様にて生成しております。
ホール・ニュー・ワールドのおさらい
まずは「ホール・ニュー・ワールド」の効果を確認していきましょう!
ホール・ニュー・ワールドの効果
ホール・ニュー・ワールドはスティールカラー/5コストの歌・アクションカードです。
使用する事でお互いに手札を全て捨て、お互いに7枚カードを引きます。
強力な手札補充効果を持っていますが、相手の手札も補充されるため使いどころが重要なカードになっています。
歌・アクションカードなので、下記のような5コスト以上のキャラクターや歌声5以上を持つキャラクターに歌ってもらう事でインクコストを支払わずに使用する事が可能です。
ホール・ニュー・ワールドを採用したサンプルデッキ
ホール・ニュー・ワールドが採用され、海外環境で活躍していた代表的なデッキを2つ紹介します。
ホール・ニュー・ワールドの使い方のコツでは、下記の2デッキを中心に解説していきます。
アンバー&スティールソング
アリエル-麗しい歌姫-やフック船長-あくどい事を考え中-/スティッチ-ロックスター-といった変身能力を持ったキャラクターによって、早期に「ホール・ニュー・ワールド」を歌って相手との手数に差を付ける事が得意なデッキです。
同じく5コストの「剣をふるえ!」も強力な歌・アクションカードで、歌えるキャラが多く採用されているので盤面の制圧も得意としています。
サファイア&スティールランプ
魚の骨ペンやベル-美しいけど変わり者-のインク加速効果によって消耗した手札を「ホール・ニュー・ワールド」で一気に補充する事を前提とした、コンボ・ランプデッキです。
「ホール・ニュー・ワールド」にかなり依存している分、理想の流れで動ければかなりの強さを誇るデッキです。
ホール・ニュー・ワールドの歌いかたのコツ
使いどころが難しいホール・ニュー・ワールドですが、基本的な使いどころを抑える事で上手に歌う事ができます!
自分が先に手札を使い切ってから歌う
ホール・ニュー・ワールドの歌いどころで最も狙いたいのは「自分の手札が少なく、相手の手札が多い状況」です。
ホール・ニュー・ワールドを採用したデッキでは、その状況を狙って序盤の行動を選択する事があります。
サファイア&スティールランプとアンバー&スティールソングでゲーム序盤の実際の流れを見てみましょう。
サファイア&スティールランプ(先攻)の場合
ターン数 | 終了時の手札枚数 | 行動 |
---|---|---|
1ターン目 | 6枚 | インクを追加してターン終了 |
2ターン目 | 5枚 | インクを追加してエリック王子をプレイ |
3ターン目 | 3枚 | インクを追加して魚の骨ペンをプレイ。魚の骨ペンで手札を1枚インクへ追加 |
4ターン目 | 1枚(ホール・ニュー・ワールド) | インクを追加して、魚の骨ペンでもう一枚インクを追加。6インクでティンカー・ベルをプレイ |
5ターン目 | ホール・ニュー・ワールドをプレイ |
このように、魚の骨ペンで手札をインクに変換する事で、4ターン目に6コストのティンカー・ベルをプレイする事が出来た上に、次のターンでホール・ニュー・ワールドを歌えば手札を一気に補充出来ます。
補充した手札を更に魚の骨ペンでインクにして…という風に「ホール・ニュー・ワールドに至るまでにいかに効率よく手札を使い切れるか」を意識してプレイをしていく事がコツです。
また、ゲーム準備の手札交換では手札を使い切ってホール・ニュー・ワールドを歌うまでの流れをイメージして手札交換を行うといいでしょう。
アンバー&&スティールソング(先攻)の場合
ターン数 | 終了時の手札枚数 | 行動 |
---|---|---|
1ターン目 | 5枚 | インクを追加してスティッチをプレイ |
2ターン目 | 3枚 | インクを追加してランタンをプレイ。ランタンを起動してフック船長をプレイ。 |
3ターン目 | 1枚(ホール・ニュー・ワールド) | インクを追加してアリエルをプレイ。ランタンを起動してスティッチをプレイ。 |
4ターン目 | ホール・ニュー・ワールドをアリエルに歌ってもらい、プレイ。 |
アンバー&スティールソングには多めに採用された1コストのキャラクターやランタンを序盤から積極的にプレイする事で、強固な盤面を形成しながら手札が少ない状態でのホール・ニュー・ワールドに繋げる事が可能です。
ゲーム開始時の手札交換でホール・ニュー・ワールドが引けていない場合でも、アリエルから引き込む事も可能になっているのが嬉しいところ。
盤面をしっかり形成してから歌ってもらう
ホール・ニュー・ワールドを使う時に覚えておきたいのが「盤面が押されている時に5インクを支払ってホール・ニュー・ワールドを歌う余裕は無い」という事です。
例えば下記の状況を見てみましょう。
魚の骨ペンによってインクが加速されておりケルベロスもホール・ニュー・ワールドもプレイできます。
ホール・ニュー・ワールドを使用する事で手札を一気に補充できるので魚の骨ペンのインク加速もしやすくなる状況に見えますが、盤面にはエリック王子しかおらず心許ない状況です。
この状況でホール・ニュー・ワールドを5インクで使用すると、実質的にこのターンをパスした事と等しく盤面を押し返せる可能性が減り、後手に回ってしまうでしょう。
一方、先にケルベロスをプレイした場合は次のターンにケルベロスにホール・ニュー・ワールドを歌ってもらう事で、6~7インクを追加で使用できるので、引いてきたハデスやティンカー・ベルに繋げられます。
このように最速でホール・ニュー・ワールドを歌わずに、しっかりと盤面を形成してからキャラクターに歌ってもらう事で、隙無く手札を補充する事ができます。
相手の重要カードの使用ターン直前に歌う
ホール・ニュー・ワールドの効果には「現在の相手の手札を捨てさせる」という側面もあります。
それを活かした歌い方が「相手の重要カードの使用ターン直前に歌う」事です。
特に意識しておきたいのがルビーの歌・アクションカード「準備をしておけ」です。
相手のインクが7インクに到達する前のターンにホール・ニュー・ワールドを歌う事で、相手の手札にある準備をしておけを捨て札に送れる可能性があります。
こちらの盤面をしっかり展開して、次のターンに相手が準備をしておけを使わざるを得ない状況にしつつ、ホール・ニュー・ワールドを歌いましょう。
相手が新たに引いた7枚のカードの中に準備をしておけがあったとしても、ホール・ニュー・ワールドで手札補充が出来ているのでキャラクターの再展開が可能です。
準備をしておけを使われなかった場合はそのまま押し切るので勝利は目前でしょう。
相手もホール・ニュー・ワールドを採用している場合の歌い方
相手のデッキにもスティールインクが含まれており、ホール・ニュー・ワールドが採用されている事が予想される場合は歌い方に注意するといいでしょう。
特にサファイア&スティールのようなホール・ニュー・ワールドに手札補充を依存しているデッキ相手には、こちらからホール・ニュー・ワールドを使うと敵に塩を送る事になってしまいます。
盤面の有利を保ちながらラプンツェルやスティッチでの手札補充をメインとして立ち回るのがおすすめです。
アンバー&スティールソングの同型対決の場合は「ホール・ニュー・ワールド」よりも「剣をふるえ!」とティンカー・ベルによる盤面制圧がメインの駆け引きとなります。
ラプンツェルやスティッチを上手く活用して複数の「剣をふるえ!」をかき集めて一気に使用する戦略がおすすめです。
ホール・ニュー・ワールドの対策
強力なホール・ニュー・ワールドについて、使われる側に回った時の対策も重要ですので紹介していきます。
手札をあえて補充しない
相手がホール・ニュー・ワールドでの手札補充を狙っていそうな場面では、こちらの手札補充カード(ファシリエのたくらみなど)はあえて使わない選択肢がある事を覚えておくといいでしょう。
手札補充カードで引いてきたカードが準備をしておけ/ティンカー・ベルなどの重要なカードだった場合、ホール・ニュー・ワールドで使用前に流されてしまいます。
ホール・ニュー・ワールドを相手が使ってくるかどうかの様子見をして、使ってこないようであれば手札補充を行い通常通り立ち回る事がおすすめです。
なお、マレフィセントやラプンツェルをプレイした時にカードを引く効果は、使用するかどうかを選択できます。(ラプンツェルの場合は取り除くダメージを0ダメージと宣言できます。)
ホール・ニュー・ワールドを相手が持っていそうな中、盤面を強化したい…という場面ではカードを引く効果を使わずに、キャラクターだけ出すという選択肢もあります。
こちらもカードを使い切る
ホール・ニュー・ワールドの有効な歌い方は「自分が先に手札を使い切り、相手の手札が多い時に歌う」でした。
であれば、対策として「こちらも手札を積極的に使用して、相手のホール・ニュー・ワールドで手札補充をさせてもらう」事も有効です。
通常よりもアグレッシブにキャラクターやアイテムを展開して相手のホール・ニュー・ワールドに便乗できるような手札を整えていくといいでしょう。
相手がホール・ニュー・ワールドの使用をためらって、ラプンツェルやスティッチでの手札補充に切り替えてくれば、こちらも通常通り手札を補充をすれば大丈夫です。
手札を捨てさせるカードで狙い撃つ
手札を捨てさせる効果を持ったアクションカードを、ホール・ニュー・ワールドの使用を前提として手札を減らしている相手に使用する事も有効です。
タイミングを見計らう必要はありますが、ホール・ニュー・ワールドを手札から捨てさせられれば相手の後続が続かなくなり動きを一気に遅らせられる場合があります。
捨て札のカードを回収する
ロルカナには、捨て札のカードを回収する能力や効果を持つカードが存在しています。
これらのカードをデッキに入れておくと、重要なカードがホール・ニュー・ワールドによって捨てられてしまった場合でも、再利用が可能となるのでデッキに組み込んでみるのもいいでしょう。
あとがき
今回は、ロルカナの定番手札補充カードのホール・ニュー・ワールドについて解説していきました。
強力な反面、使いこなすのが難しいですが思惑通りに歌えた時の気持ちよさは格別です!
本記事を参考に、ホール・ニュー・ワールドを上手く歌っていただければ幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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