ディズニー作品と聞いて、みなさんはどんな作品を思い浮かべますか?
美しいプリンセス…凶悪なヴィラン…ロマンチックな愛…愉快なミュージカル…そんなイメージを覆す、数あるディズニー作品の中でも、ひときわ異彩を放つ作品
それが「ラマになった王様」です!
今回はロルカナに登場するカードを交えながらラマになった王様の魅力をお伝えしていきます。
ラマになった王様とは?
まずは、ラマになった王様がいつごろの作品なのかなど、概要を見ていきましょう。
ラマになった王様の概要
日本公開日 | 2001年7月14日 |
上映時間 | 1時間18分 |
原題 | The Emperor’s New Groove |
主な日本語吹き替えキャスト | 藤原竜也/楠見尚己/京田尚子/堀内賢雄 |
ラマになった王様(原題:The Emperor’s New Groove)は東京ディズニーシー開園記念として2001年に公開されたアニメ作品です。
ウォルトディズニーアニメーションスタジオの40作品目となる作品でした。
ラマになった王様のあらすじ
物語の主人公は、わがままで自己中心的な若き王・クスコ。彼は自分の都合だけで王国を支配し、贅沢に暮らしていました。しかし、そんなクスコを見限った元側近の魔女イズマが、クスコを暗殺しようと計画を立てますが、イズマの手下クロンクの手違いで、暗殺ではなくクスコはラマの姿に変えられてしまいます。
ラマに変えられたクスコは、ひょんなことから村人のパチャと出会います。パチャは穏やかで家族を大切にする村人で、最初は傲慢なクスコと反発しますが、やがて彼を助けることに。元の姿に戻るために、二人は一緒に旅をすることになります。
旅の中でクスコは、パチャとの関わりや様々な経験を通じて少しずつ変わっていきます。一方で、イズマとクロンクもクスコを追いかけてきて、ドタバタの展開が続きます。果たしてクスコは元の姿に戻ることができるのか、そして彼が本当に学ぶべき大切なこととは――?
愉快な登場人物たち
ラマになった王様の登場人物を、ロルカナのカードを交えながら紹介していきます。
クスコ
クスコは、王国一のワガママっぷりを誇る若き王様。豪華な宮殿に住み、目立つことが大好き、気に入らないことには容赦なし――どこをどう見ても、傲慢な王様っぷりが目立ちます。
新しいプールを作るために村を壊そうとするほどの自己中心ぶりは、もはや手に負えません。
お調子者だけどどこか憎めない、どんな状況でもナルシストを貫く姿は笑わずにはいられません。
そんなクスコが、次第に少しずつ――でもほんの少しずつ――他人を思いやる心を育てていく姿は、意外と感動的。
パチャ
パチャは、山奥の村で平和に暮らす心優しい村人であり、愛する家族と共に静かで質素な生活を楽しんでいます。
そんな彼にとって、王様クスコとの出会いはまさに「人生最大の試練」でした。
クスコとパチャの掛け合いはまさに、舞台の上の名コンビのよう。
クスコがわがままを言えばパチャが冷静にツッコミを入れ、クスコが勝手な行動をとればパチャがしっかりとフォロー。
パチャの「普通の人だけど、誰よりも強い心を持つ」スタイルは、観る人に元気と笑顔を届けてくれるはず。
イズマ
イズマはクスコの元側近であり、独特のファッションセンスが光る強烈キャラクター。
歳を感じさせない毒々しい美しさ(?)を持ち、何よりも自分の野望を実現させることに執念を燃やしています。
イズマの魅力は、その圧倒的な「悪役っぷり」……と見せかけて、ちょっと抜けたところもあるところ。
シリアスに悪巧みをするかと思えば、突然漫才のようなやり取りを繰り広げることもあり、そのギャップが絶妙。
抜け目のないように見えて、毎回失敗する姿は、どこか憎めない愛嬌を感じさせるもの。冷酷な悪役を演じながらも、つい「ちょっと応援したい」と思わせてしまうのは、イズマのユニークなところです。
クロンク
クロンクはイズマの手下ですが、ただの「手下」ではありません。
身長高め、筋肉モリモリ、そして意外に料理上手な万能男。
しかし、彼の最大の特徴は、その絶妙すぎる天然キャラ!悪の手先でありながら、全く悪役っぽさを感じさせない、どこかゆる~い雰囲気を持つ不思議な存在です。
クロンクは基本的に、イズマの命令に忠実…なようで、毎回何かしらの失敗をやらかします。計画に支障をきたすたび、イズマに呆れられるのが定番の流れです。
彼の真骨頂は「ゆるいコミカルさ」と「圧倒的な愛されキャラ」っぷり。どんな時でもクロンクがいると何故か全てが楽しくなってしまう魔法のような存在感です。
ラマになった王様の魅力
ラマになった王様の魅力をロルカナに登場した劇中の場面を交えながら紹介します。
笑いの連続!ユーモア溢れるストーリー
「ラマになった王様」は、通常のディズニー作品と少し異なる、コメディ寄りの作品です。
傲慢な王クスコがラマに変えられてしまい、元の姿に戻るために旅をするという物語ですが、その過程で繰り広げられる数々のギャグややり取りが非常に軽快で、大人も子供も楽しめます。
特に、クスコの傲慢でナルシストな性格が物語の笑いの起点。
彼の発言や態度が変わっていく様子を追いながら、思わず吹き出す場面が何度も登場します。
ディズニーの中でも一風変わった笑いのセンスが魅力です。
友情と成長の物語
「ラマになった王様」は、コメディが魅力ですが、それだけで終わる作品ではありません。
旅の中で、自分勝手だったクスコが次第に成長していく姿が感動的に描かれます。
彼とパチャの友情が深まることで、クスコが王として何を大切にすべきかに気づいていく過程は、笑いと涙のバランスが絶妙です。
人を思いやる心や人は決して一人では生きられないという大事な事を、思い出させてくれます。
イズマとクロンクのお笑い?コンビ
(一応?)ヴィランであるイズマとその手下クロンクの掛け合いは、お笑いコンビかと思うくらいにボケとツッコミで成り立っています。
クスコはパチャを振り回してますが、イズマもイズマで手下であるクロンクを振り回しまくりです。
クロンクが善悪の間で揺れ動く姿は、コミカルながらも先が読めず見ごたえがあります!
まとめ
「ラマになった王様」は、笑いと心の温かさが詰まった名作アニメーション。
傲慢な王様クスコがラマの姿で旅をする中で、友情や成長を描くストーリーは、老若男女問わず楽しめる魅力が満載です。
個性豊かなキャラクターたちが織りなすドタバタ劇や心に響くメッセージに、笑って泣けて、ほっこりすること間違いなし!
ロルカナで「ラマになった王様」を知った方は、ぜひこの機会に原作も視聴してみてくださいね!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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