2025年1月25日にロルカナ第一弾「THE FIRST CHAPTER」が発売されます。
ロルカナ第一弾のカードを使って筆者がテストプレイをしている中で強力だと感じたデッキ「ルビー&アメジスト変身コントロール」についてデッキレシピやカードの採用理由・回し方を詳細に解説していきます。
「ルビー&アメジスト変身コントロール」とは?
まずは、「ルビー&アメジスト変身コントロール」の概要から紹介していきます
「ルビー&アメジスト変身コントロール」の概要
ルビー&アメジスト変身コントロールはルビーとアメジストの変身持ちキャラクターを中心に盤面を維持しつつ、不利な状況はアクションカードで打開していき高コストの強力なキャラクターでゲームを畳みに行くコントロールタイプのデッキです。
「コントロール」とは?
コントロールとは、相手の妨害を中心に立ち回りゲームを長引かせて、消耗した相手を強力な切り札で倒す戦略を指すカードゲーム用語です。
従来のルビー&アメジストコントロールと比較してアクションカードやアイテムカードの採用を減らし、キャラクターカードを使用してのコントロールを戦略の核としています。
ルビー&アメジスト変身コントロールのデッキ構築
ルビー&アメジスト変身コントロールのデッキレシピです。
デッキ構築時に意識したポイントは下記の通りです。
- 1枚採用2枚採用などの少数採用カードを減らし、主要カードをしっかり4枚採用する事でやりたい動きの再現度を高めている。
- インク不可カードの枚数を12枚と少なめにしてインクが思うように伸ばせなくなる事を避けている。
- キャラクターカードは意志力の高さを意識して採用している。
全てのカードについて採用理由・役割を徹底解説していきます!
採用カード紹介
ルビー&アメジスト変身コントロールの採用カードについて、採用理由・役割を解説していきます。
キャラクターカード
ファシリエ-イカサマ師-
- ゲーム序盤の盤面維持を行う
- 意志力4で場持ちが良い
ファシリエ-イカサマ師-は序盤に登場する低コストのキャラクターに対処するためのキャラクターです。
意志力が4と高いので、攻撃力2/意志力2の1コストキャラクターにチャレンジした後も場に残る事ができます。
基本的に有効なチャレンジを仕掛けられる相手がいない間はレディ状態で待機させておきますが、ここでも意志力4のおかげで「剣をふるえ」などのダメージ系アクションカードで対処されづらいことが大きな強みです。
終盤でも意志力4のロア1キャラクターとしてプレイをして、対処をされなければしっかりと1ロアを稼いで勝利に貢献してくれます。
ガストン-尊大なハンター-
- ゲーム序盤の盤面維持を行う
- 特定の厄介なキャラクターへの牽制
ガストン-尊大なハンター-は攻撃力4を活かしてより広い範囲のキャラクターに対処するためのキャラクターです。
主にガストンで対処したいのは「シンバ-守護者の片鱗」「アリエル-麗しい歌姫」「エリック王子-勇猛果敢」「チェシャ猫-ヘンテコ」「クスコ-気分屋の王様」などの意志力3以上で放置すると厄介なキャラクターたちです。
これらのキャラクターに対してガストンを先にプレイしておくと、牽制をかけて動きづらくさせられます。
エルサ-雪の女王-
- 場に出てすぐのレディ状態のキャラクターに対処する
- エルサ-冬の精霊-に変身できる
- 意志力が3なので場持ちが良い
エルサ-雪の女王-はキャラクターを1体エグザート状態にする能力を持っています。
レディ状態のキャラクターにはチャレンジが行えませんがエルサの能力でエグザート状態にすればチャレンジで討ち取る事が可能です。
特にマウイやジャファーと相性が良く、相手のキャラクターが動き出す前に即座に対処できます。
さらに、6コストの変身でエルサ-冬の精霊-になれるので盤面が押されていても押し返すチャンスがあります。
マレフィセント-魔女-
- ファシリエのたくらみを歌う
- 手札損をしない3コストキャラクター
マレフィセント-魔女-は場に出た時にカードを1枚引けるので気軽に場に出せるキャラクターです。
3コストなので、ファシリエのたくらみを歌う事が可能で、3ターン目にマレフィセントをプレイ→4ターン目にマレフィセントでファシリエのたくらみを歌いながらジャファーをプレイの動きが強力です。
ゲーム開始時の手札入れ替えでとりあえずキープしておけるのも嬉しいところ。
アラジン-ドブネズミ-
- ロア獲得レースで優位に立つ
- アラジン-無法の英雄-に変身する
アラジンは場に出た時に相手のロアを1減らす能力を持っています。
減らせるロアは1と低いですが、アラジンを複数回プレイしたりアースラやアラジン-無法の英雄-のロア奪取効果と組み合わせると1ゲーム中に4〜5ロアは削る事が可能です。
ロア削りを重ねる事で相手が勝利するためのターンを丸々1ターン遅らせられるほどの影響力を持ちます。
アラジン-無法の英雄-への変身能力を持っているので変身に成功すればアラジン-無法の英雄-が場に出てすぐにチャレンジ可能になります。
相手からしたらアラジンが場に残っているだけで変身して攻め込まれるリスクがあるので対処しなければならず、見た目以上のプレッシャーを持ったキャラクターです。
ジャファー-秘密の管理者-
- 中盤の盤面を支配する
- 手札があればステータスが4コストキャラクターの中で最高水準
- ホール・ニュー・ワールドにカウンターができる
ジャファーはゲーム中盤の盤面形成において要となるキャラクターです。
手札の枚数で攻撃力が変化するユニークな能力を持っており、4ターン目に順当にプレイした場合最低でも4パワーは出す事が可能です。
4コスト/攻撃力4/意志力5/ロア値2はロルカナ1弾の4コストキャラクターの中では最高のステータスで、特に意志力が5ある事で「剣をふるえ!」2回にも耐えられます。
また、ホール・ニュー・ワールドを使われた場合に攻撃力が7まで引き上がるのでアンバーやスティールの意志力が高いキャラクターにも対処しやすくなります。
手札が少ないゲーム終盤でも、とりあえず場に出しておけば意志力5で生き残りつつロアを2も稼いでくれるのが嬉しいところ。
ジェットサム-アースラのスパイ-
- 回避を持つキャラクターに対処する
- 攻撃力が3あるので対処幅が広い
ジェットサムは控えめなステータスと引き換えに、回避能力を持ったキャラクターです。
「パスカル」「ティンカー・ベル」「ポンゴ」などの回避能力を持ったキャラクターにチャレンジをして対処する事が主な役割となっています。
ルビーには同じく4コストの回避能力持ちとしてポンゴがいますが、ロア値が2と高い代わりに攻撃力が2しかないので意志力3の回避能力持ちを打ち取れず、盤面制圧力ではジェットサムに軍配が上がります。
女王-性悪なうぬぼれ屋-
- 相手に対処を迫りつつカードを引く
- 意志力5で場持ちが良い
女王は場に定着すればインクコストをかけずに手札を増やす事ができるキャラクターです。
場に出ているとカード差が開いていくので相手からすれば対処したいキャラクターではありますが、チャレンジで対処しに来た相手にも攻撃力4/意志力5があるのである程度の戦力を消耗させられます。
盤面に即座に影響を与えられるキャラクターではなく、展開の早いゲームではあまり有効ではないので採用枚数は2枚と少なめです。
マウイ-みんなの英雄-
- 中盤以降の主要な除去手段
- 突進能力で即座にチャレンジが可能
- 高いステータス
マウイはルビーを代表する強力なキャラクターカードです。
5コスト/攻撃力6/意志力5と高いステータスを誇り、突進能力でエグザート状態の相手を即座に対処してくれます。
「マレフィセント-招かれざる客-」「野獣-傷心の頑固者-」「スティッチ-ロックスター-」「マッドハッター-親切な主催者-」などの5〜6コスト帯のキャラクターを対処しつつ、意志力が高いので盤面に残り更に別のキャラクターにも対処可能です。
2種類のエルサどちらとも相性が良く、レディ状態のキャラクターでもエグザート状態にしてチャレンジにいけます。
似た役割の「ドラゴンの炎」と比べると2枚以上のキャラクターに対処できる可能性がある点と、インクにする事が可能な点が優れています。
アースラ-パワーをちょうだい!-
- ゲーム後半の守りの起点となる
- 「準備をしておけ」を歌う事ができる
- 意志力8ロア値3でロア獲得能力に優れる
アースラは7ターン目以降の展開において起点となる役割の多いキャラクターカードです。
場に出た時に相手のロアを失わせるので、エメラルド系の速攻デッキなどに時間を稼ぐ事ができます。
マレフィセントのようにカードを1枚引けるので、手札枚数が減ってくる終盤戦において相手との手数差を広げられるのも強力。
さらにロア値が3と非常に高いので終盤の詰めでも活躍します。
また、アースラを採用する最大のメリットが「準備をしておけ」を歌う事が出来る点です。
「準備をしておけ」は強力な全体除去アクションカードですが、通常のコストで使用した場合7インクを消費するので、残りのインクで攻めの為のキャラクターを展開できず攻守の逆転までは至れません。
アースラに「準備をしておけ」を歌ってもらえば、残りのインクでミッキーマウスや別のアースラを展開が可能で攻守逆転ができます。
歌を歌ったアースラも準備をしておけによって退場してしまいますが、場に出た時にカード1枚を引く能力のおかげでカード損をしない事も好相性な理由です。
アラジン-無法の英雄-
- ロア獲得ペースを逆転する
- アラジン-ドブネズミ-から変身して奇襲が可能
- 速攻デッキ対策の要
アラジンはチャレンジで相手のキャラクターを退場させると、相手からロアを2奪う能力を持っています。
ロルカナにおいてキャラクターはチャレンジに行って相手キャラクターに対処するか、クエストに行ってロアを稼ぐかの2択で行動を行う必要がありますが、アラジンは敵キャラクターにチャレンジしつつロアも獲得できるので非常に強力です。
相手のロアを失わせる効果は、エメラルドなどの速攻系デッキ相手に特に有効で変身元のアラジン-ドブネズミ-やアースラと合わせて時間を稼ぐことができます。
変身を経由せずに通常コストで場に出しても充分活躍するので4枚の上限までの採用としています。
エルサ-冬の精霊-
- ゲーム後半の攻めの起点となる
- エルサ-雪の女王-から変身が可能
- ロア値3でクエスト適性がある
エルサ-冬の精霊-はアメジストを代表する強力な妨害効果を持ったキャラクターです。
瞬間凍結の能力で、キャラクター2体までをエグザート状態にしつつ次のターン開始時にレディ状態に戻ることを防ぎます。
「準備をしておけ」で盤面をクリアした後に相手が出してきたキャラクターをエルサの能力で無力化してから攻勢に出るのがゲーム後半に狙いたい流れです。
このデッキでは変身元のエルサ-雪の女王-も4枚採用されているので、6ターン目に変身でプレイして早期に盤面を制圧したり、急にロア値を増やして相手の計算を狂わせることもできます。
ミッキーマウス-ブレイブ・リトル・テイラ―-
- 巨大なロア値でゲームを終わらせる
- 回避能力と高めのステータスで対処されづらい
ミッキーマウスは回避能力と最大級のロア値4を兼ね備えたキャラクターです。
回避能力によってチャレンジでの対処がされづらく、巨大なロア値で早期にゲームを畳むことができます。
「準備をしておけ」で盤面をクリアした後にミッキーマウスを出して相手の対処が間に合う前にロア20を獲得する事がこのデッキのメインの勝利方法となっています。
もちろん「Let it go」や「ドラゴンの炎」などで対処されてしまうこともありますが、ミッキーマウスの他にもアースラやエルサもロア値が高いのでミッキーマウスが対処されても勝ち切ることが可能です。
対戦中に1枚でも引ければ十分な事と、相手のデッキのカラーによっては活躍が難しい場合もあるので、採用枚数は2枚と控えめです。
マレフィセント-怪物ドラゴン-
- ゲーム後半の抑えとなる除去カード
- 高い攻撃力でチャレンジを仕掛けることもできる
マレフィセント-怪物ドラゴン-は相手のキャラクター1体を確定で退場させられる能力を持った大型キャラクターです。
「準備をしておけ」やエルサで盤面を制圧した後に相手が出してきたキャラクターは、マレフィセントで即座に対処していきます。
場に出た後も攻撃力が7と高いのでほとんどのキャラクターをチャレンジで討ち取ることができます。
能力で相手のキャラクター1体を退場させているので、相手に対処されてもカード枚数で損をしておらず、手札が少なくなってくるゲームの後半では頼もしい能力です。
アクションカード
ファシリエのたくらみ
- デッキのメインとなる手札補充カード
- 軽めのコストで歌わせても3コストで使用しても強力
ファシリエのたくらみはシンプルな手札補充カードですが、相手との手札枚数に差をつけて勝利をねらうコントロールデッキにとって非常に重要なカードです。
歌・アクションカードなので3コスト以上のキャラクターに歌わせることで、盤面の展開や処理にインクを使用しつつ手札を補充できます。
特にマレフィセント-魔女-と相性がいいのでゲーム開始時の手札交換ではセットで残しておくのがおすすめです。
準備をしておけ
- 攻守逆転の起点として使用する
- コントロール戦略を支える強力カード
- アースラで歌うことができる
準備をしておけは、ルビーのコントロール戦略の基盤となる非常に強力な全体除去アクションカードです。
準備をしておけの存在があることで相手に6ターン目のキャラクター展開を控えめにすることを強要できます。
より多くの相手キャラクターを巻き込んで最もクリティカルなタイミングで使用できるように、準備をしておけで対処すべき場面かどうかを判断することが重要です。
クスコなどの魔除効果を持ったキャラクターが動き出す前に対処できるカードでもあるので、相手のデッキの主要な戦略を把握しておくことも使用タイミングを見極めるポイントです。
ルビー&アメジスト変身コントロールデッキの扱い方
主要カードの性能・採用理由を紹介したところで、実際にどのようにデッキを動かしていくかを、ゲームの流れに合わせて説明していきます。
STEP0.対戦準備で残すべきカード
対戦準備では、引いた7枚のカードの中から、好きな枚数をデッキに戻して引き直しができます。
ルビー&アメジスト変身コントロールデッキでは、2~3コストのカードを残すのがおすすめです。
2ターン目3ターン目の動きを確保できていれば、ジャファーやマウイなどの盤面を抑えるキャラクターも残してもいいでしょう。インクに入れられないカードは基本的に交換してしまって大丈夫です。
インクに出来ないカードが手札に重なってしまうことを防ぐために、序盤の動きが確保できていれば、マレフィセント-怪物ドラゴン-やアラジン-無法の英雄-などのインクに出来る重いカードでもあえて残しておくことも重要です。
STEP1.低コストのキャラクターで盤面を抑える
序盤は、相手の1~2コストのキャラクターをファシリエ/ガストンでけん制しつつアラジン/エルサ/マレフィセントといった3コストキャラクターに繋いでいきます。
3ターン目にプレイする3コストのキャラクターは、手札にジャファーがある場合はマレフィセントを優先することが多いです。
アラジンはエメラルド系の速攻デッキを相手にしたときに3ターン目にプレイしておくと変身能力のプレッシャーをかけられます。エルサはどのデッキ相手にも有効な無難な選択選択肢です。
サファイア&スティールやアンバー&スティールデッキなど、早いタイミングでホール・ニュー・ワールドをプレイしてくる相手にはマレフィセントやファシリエのたくらみでの手札補充はあえて行わないこともあります。補充した手札に準備をしておけなどの強力カードが含まれているとホール・ニュー・ワールドで捨てられてしまうからです。
STEP2.ジャファーとマウイで中盤の盤面を制圧する
4ターン目以降はジャファーやマウイで相手のキャラクターにしっかり対処していきます。
相手の攻めが遅い場合は、ジャファーでクエストに行って先にプレッシャーをかけていくのもいいでしょう。
ティンカー・ベルなどの回避能力持ちキャラクターを使用してくるデッキ相手にはジェットサムをプレイして対処しましょう。
STEP3.アースラを起点に攻守を逆転する
7ターン目は相手の獲得ロアや盤面のキャラクター数を見てアースラか準備をしておけを使い分けます。
基本的にはまずアースラをプレイしてロアを削りつつ手札補充を行いますが、相手キャラクターへの対処が遅れている場合は準備をしておけから使用しても問題ありません。
アースラがいれば準備をしておけをいつでもコストを払わずに使用できるので、相手の出方を伺いましょう。
追加の攻め手が少ないようであれば、エルサやミッキーマウスなどの追加キャラクターを展開して攻勢に出ます。
アンバー系デッキなど粘り強く戦力を補充してくる相手には、再度の準備をしておけをアースラに歌ってもらい、ミッキーマウスや別のアースラをクリアした盤面にプレイして攻守を入れ替えます。
まとめ
今回は、筆者おすすめのルビー&アメジスト変身コントロールを紹介していきました。
ヴィランカードが盛りだくさんで終盤の制圧力が病みつきになるデッキです。今後も、様々なロルカナのデッキを紹介していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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